赤々と輝く炎に「ものづくり」の醍醐味を実感

大学では工学部に在籍し、研究室ではフッ素を含んだ汚泥の再利用について研究しました。当社を選んだ決め手は、いろいろな選択肢があるなかでも「ものづくり」ができるメーカーで働きたいと思ったこと。工場見学の際、溶けた鉄の1400〜1500℃にも達する赤々と輝く炎に触れ、「ものづくり」の醍醐味をそこに感じました。現在は製造部のスタッフとして、当社の鋳物を生産する工場のライン改善や、鋳物を造る際に使用される資材の発注、在庫管理など多岐にわたる業務を任せてもらっています。会議の資料などを作成するのも私の役目です。各現場の方々が作業しやすいよう、現場優先で動くことは常に心がけていますね。時には現場の仕上課や、V型エンジンのクランク加工にも立ち会い、製品を検査することもあります。社内はもちろんのこと、取引先と関わることも多いので、コミュニケーション能力も欠かせません。基本的に自分の判断に任せてもらっている部分が多く、それだけに責任の大きさも感じていますが、さまざまなことにチャレンジできるのは魅力的だと思っています。

自分の携わっている仕事の大きさを再認識した貴重な経験

以前こんなことがありました。私が担当している現場の機械が故障してしまい、1ヶ月間工場のラインが止まってしまったのです。当社で製造する鋳物の納入先は、大手自動車メーカー様を中心に、自動車・輸送器機を扱っているクライアントがほとんど。鋳物が製品化されお客様の元に届くまでには時間もかかるため、数日の製造の遅れでもお客様のラインに大きな影響を与えてしまいます。日頃からの全社的なこうしたトラブルへの備えや、関係各所の方々の協力によって事無きを得ましたが、今振り返ると、自分の携わっている仕事の大きさを再認識することができ、より一層担当する業務への責任感や愛着が増した貴重な経験となりました。当面の目標は、担当している現場でこれまで以上の生産向上と外注比率の低減に努め、自社内生産で一貫可能な環境に寄与できる人材になること。そして将来的には、工場全体を任されるだけの実力を身につけたいと願っています。当社には、やる気次第で1年目からでも大きな仕事を任せてもらえる企業風土が整っています。好奇心旺盛な方、そして物事を深く追求していける方には、最適な環境なのではないでしょうか。

1日の業務の流れ

AM 8:00 現場ミーティング

製造ラインのスタッフとその日の作業や進捗状況について確認。

AM 8:10 再検査

前日に発生した不良品を確認・検査。

AM 9:00 製造部ミーティング

製造ライン全体が順調に稼働しているかなどの状況、生産課からの目標生産数量に対する出来高を報告・確認。

AM 9:10 資材在庫確認・発注

加工用チップや塗料など、作業に必要な資材の在庫を確認し、必要なものを発注。

PM 1:20 仕上課ミーティング

生産ラインのスムーズな稼働、作業効率を上げるための改善策を練るのも重要な仕事。

PM 1:40 資料作成

会議用の資料、メーカーに提出する製品材質検査の資料などを作成。

PM 5:00 退勤